フェリーびざん/フェリーしまんと
/フェリーどうご/フェリーりつりん
シンプルフェリー
全長 | 全幅 | 型深さ | 満載喫水 | 総トン数 |
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190.97m | 27.00m | 15.35m | 7.117m | 12,636ton |
階層数 | 航行区域 | 最大搭載人員(旅客のみ) |
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7層 (Nデッキ~Fデッキ) |
限定近海区域 (非国際) |
266名 |
フェリー船ではトレーラ、トラック、商品乗用車等の貨物に加え、個人の乗用車・旅客を輸送します。また、大規模自然災害時の緊急輸送手段として、阪神・淡路大震災(1995年)、東日本大震災(2011年)、西日本豪雨(2018年)等の事例から、既に欠くことのできない社会のインフラとして広く認識されています。
現在運航中のフェリー船4隻は2016年に一括建造したもので、省エネ対策として旧船に比較して約20%の燃料使用量を削減、CO2排出原単位約50%削減を達成、生産性向上対策として船内に自動ラッシング装置を設置、トレーラにはエア式ランディングギアを導入する等して、海上および陸上での労働負荷軽減を図っています。今後の急激な少子高齢化による人口減の時代への流れの中で、2030年代には次世代のフェリー船の投入が必要となります。カーボンニュートラルを実現する新しい燃料への対応、自律運航への取り組み、快適な通信環境の導入は必須です。安全運航を大前提としてユニークな発想で生産性の向上を実現するとともに、お客さまに信頼され愛されるフェリー会社を目指していきます。
■貨物部門
モーダルシフトの受け皿として、社会インフラを担う
「モーダルシフトの受け皿として社会インフラを担っていきます」
少子化による人口減少に伴い国内貨物の輸送量は今後減少していくことは必定ですが、陸上輸送については2024年度から働き方改革関連法で運転手の労働時間の上限規制が始まり、トラック運転手の不足傾向が続き長距離の幹線輸送はトラックでは賄いきれないことが危惧されます。トレーラは船舶での無人航送が進んでいますが、今後は単車(有人トラック)についてもフェリーはその受け皿としての役割を担っていくとともにカーボンニュートラルに寄与できるものと考えます。
当社航路は、新しい高速道路の開通により、徳島は四国の東の玄関口、北九州(新門司)は九州北部・東部の玄関口として物流の拠点となっています。当社はトレーラを自社所有しており、ご要望に応じて寄港地周辺地間の一貫輸送の提供とトレーラの貸し出しが可能です。また、小口貨物の混載とバイクのパレット輸送も取り扱っています。
フェリーは定時性が高い利点を生かして、多種多様な貨物の輸送のご要望にお応えしてまいります。