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経営方針

日本は現在、解決しなければならない多くの難題をかかえ、その道筋を確立できずにいます。
産業の空洞化、人口の減少、高齢化の進展等により、国内経済の一定の縮小は避けられないと思われ、国内の物流量は、すでに平成3年をピークに毎年年率1%~1.5%程度の減少傾向を示しています。
こうした状況下での生き残り政策は、過去の成功体験に拘らず過去を忘れ、新たに生産性向上に取り組む必要があると考えます。
生産性向上は、少子高齢化に伴う労働力不足に対応でき、一方でコスト削減効果も生まれ競争力向上に繋がります。
他方、海外は中国を中心とした新興国の経済成長は著しく、こうした拡大市場の需要をいかに取り入れるかは企業の成長戦略のためには考える必要があり、2011年4月に 外航事業部を新設致しました。
今後は国内事業で生き残り政策を着実に実行する一方で、外航事業をミックスしてバランスのとれた経営を行います。

外航事業部

現在王子製紙(株)のチップ専用船1隻を運航していますが、国内の紙の使用量は減少傾向を示しています。
今後は、三国間輸送等の要請に対応できなければ、その存在価値を失うと考えられ、海外進出は外航事業部の存続の条件となります。
その為にも、会社にあるフェリー事業、内航事業の技術ノウハウを分析、その中で外航事業に生かされるノウハウを持って進出したいと考えています。

内航事業部

内航事業は在来船を中心とした輸送となりますが、第一の問題は船員不足問題です。日本の若者が船員になりたがらない中で魅力ある職場をどう作るか 、本問題は業界をあげて取り組まなければならないと思いますが、新会社では自分のところで出来ることから着手したいと考えています。
次に、在来船の現状の輸送状態が本当に新しい時代に合ったものか、新たな輸送方法の研究開発に取り組みたいと考えています。

フェリー事業部

現在、4隻の大型フェリー「フェリーびざん」「フェリーしまんと」「フェリーどうご」「フェリーりつりん」で東京-徳島-北九州をデイリーサービスで結んでいます。
海路と陸路を組み合わせた、貨物の海上輸送で「効率化」を実現し、マイカーと一緒の快適な船旅をお届けする旅客輸送で「快適化」を追求し、お客様と共に海上輸送の最先端を走り続けます。

安全への取り組み

当社の経営の原点は「安全運航」との認識のもと、支配下船舶の安全航行に全力をあげて取り組んでいます。

外航事業部では、木材チップ専用船を2隻運航していますが、フィリピンのマニラに所在する配乗会社と常に緊密に連絡を取り、安全についての意識を高めています 。 また、港に寄港した時や入渠の時に訪船活動を実施し、乗組員とのコミュニケーションを深めることにより、安全運航の確保に努めています。

内航事業部では、小型貨物船(499総トン、199総トン)を中心とする支配下船舶の乗組員と、訪船活動などにより親密なコミュニケーションを常に心がけ、乗組員全員と 忌憚のない意見の交換と情報を共有し安全への取組みを実施しています。

フェリー事業部では、当社フェリーご利用の皆様の信頼に応える為に、社長を中心とする経営トップと、乗組員とが一体となって安全確保に取り組み、その結果、業界初となるISMコード(国際安全管理規定 国内航路船は任意取得)の適合認定を受け、四国運輸局徳島運輸支局より「適合認定書」(DOC)を平成16年12月交付されました。

更に定期的な訓練などと併せて、海上における人命の安全、海洋環境汚染防止に鋭意努めています。

環境への取り組み

当社は、地球と共生し、海洋環境の保全に努めます。

当社は、人類が地球環境から受ける恩恵を正しく認識し、積極的に、生物多様性の保全とその恵みの持続可能な利用に努め、次世代に豊かな環境 を残すために、地球にやさしい船舶によるモーダルシフトを推進します。

以上が今後の会社の経営方針ですが、海運会社の存続は安全運航が前提条件であり、外航事業、内航事業、フェリー事業ともにそれぞれに合った安全運航体制のより一層の強化 を図りたいと考えています。